お好み焼きを作るために
タマゴを ポカンと割った
そしたら 思い出した
ずうっと前
わたしが タマゴをポカン!と割ったら
背伸びして見ながら
泣きだした子どもがいたこと
そういえば
植木鉢に並べたタマゴのカラを見て
「なんで なんで?・・・かわいそう・・・」
といって 泣いた子もいた・・・
そういえば
と また思い出す
娘が3歳くらいのとき
ムキになって叩いたゴキブリを
やっつけた!と思ったその時
娘の大きな目から 涙が
あとからあとからあふれてくるのに
気がついた
「ゴキブリのパパだったのに・・・
あかちゃんとママが おうちのまえで
パパをずっとまってるのに・・・」
そして しゃくりあげながら
「ゴキブリのパパは
目をつぶって死んだ?」
と わたしに聞いた
・・・これは ショックだった
あの時の 娘のしんけんな目は
その後のわたしを少し変えたかもしれない・・・
絵本の世界に生きているあの頃の子どもにとって
タマゴは かわいいヒヨコとおんなじもの
猫も犬も ライオンもゾウも ゴキブリも
みんな言葉を話せる おともだち
絵本の世界と おとなの世界は
まったく違うということを知り始める時
子どもはとまどって 傷ついて
泣くのだな
おとなの理不尽さを
泣くしかないのだな
そんなことを考えているうちに
大きなフライパンにいっぱいの
おっきな おっきなお好み焼きができあがりました
まず
子どもの頃のわたしに
おなかいっぱい
食べさせてあげましょう
タマゴを ポカンと割った
そしたら 思い出した
ずうっと前
わたしが タマゴをポカン!と割ったら
背伸びして見ながら
泣きだした子どもがいたこと
そういえば
植木鉢に並べたタマゴのカラを見て
「なんで なんで?・・・かわいそう・・・」
といって 泣いた子もいた・・・
そういえば
と また思い出す
娘が3歳くらいのとき
ムキになって叩いたゴキブリを
やっつけた!と思ったその時
娘の大きな目から 涙が
あとからあとからあふれてくるのに
気がついた
「ゴキブリのパパだったのに・・・
あかちゃんとママが おうちのまえで
パパをずっとまってるのに・・・」
そして しゃくりあげながら
「ゴキブリのパパは
目をつぶって死んだ?」
と わたしに聞いた
・・・これは ショックだった
あの時の 娘のしんけんな目は
その後のわたしを少し変えたかもしれない・・・
絵本の世界に生きているあの頃の子どもにとって
タマゴは かわいいヒヨコとおんなじもの
猫も犬も ライオンもゾウも ゴキブリも
みんな言葉を話せる おともだち
絵本の世界と おとなの世界は
まったく違うということを知り始める時
子どもはとまどって 傷ついて
泣くのだな
おとなの理不尽さを
泣くしかないのだな
そんなことを考えているうちに
大きなフライパンにいっぱいの
おっきな おっきなお好み焼きができあがりました
まず
子どもの頃のわたしに
おなかいっぱい
食べさせてあげましょう