(映画会主催者 Bさんへ)

すばらしかったですね(^^) お疲れ様でした。
たくさんの方に観ていただきたいですね。

子育てを大変と思う気持ちが、
感謝で癒やされるでしょうね。
親との関係も違ってくるのではないでしょうか。

近頃わたしはますます、
子どもの泣き声にいたたまれなくなってきました。

隣接している小児科に、
悲鳴のような泣き声で連れ込まれていく子どもを見ると、
「ちゃんと説明してあげて〜!」と
ベランダから叫んでしまったりします(^^)

先週も、市役所の満車の駐車場で、
どこかにかすかな子どもの泣き声が・・・。

さがしていったら、
窓をしめた車の後ろの座席で、
泣きわめく子どもをせっかんしているお母さんを見つけて、
夢中で窓を叩き続けました。

ありがたいことにドアを開けてくれたので、
夢中で飛び込んでいって
「子どもには言いたいことがあるの。
 お願い。聞いてあげて。」と言いました。

中国の人のようでした。
じょうずな日本語で、
どんなにこの子が言うことをきかないかと、まくしたてます。

わたしは無性に悲しくなって、
興奮しているお母さんを抱きしめました。

「子育て、大変ね。よくがんばってるね。
 よくやってるね。ほんとうに大変ね。」と
ハグしながら撫でている時、
座席の下に押し込まれていた2歳くらいの坊やが
泣き顔で出てきました。

そして、わたしを外に押し出そうとして
ドアに手をかけるのです。
「出て行って!」と・・・。
まだ話せない彼の言葉が伝わってきました。
それからまだ少し興奮が残っているママの首にしがみつくのです。

彼の肩をつかんで、まだゆさぶろうとするお母さんに言いました。
「この子は「ママが大好き」って言ってるよ。
 ママが怒っていても、どんなママでも、いつでも好き!っていってるよ。
 ママを選んで生まれてきたって言ってるよ。
 だからママを責めないでって言ってる。こんなに好きなんだよ・・・。」と ・・・。

しばらく通訳していると、
だんだんお母さんは落ち着いてきて、
しがみついてくる彼を、ようやく抱いてくれました。

わたしがバッグから孫へのおみやげのお菓子やおもちゃを出してあげようとしても、
その子は、「いらない!早く行って!」と振り払うのです。

ママを責めないで!ボクはだいじょうぶ。
いつもほら こうして抱いてもらってる。って・・・

わたしは胸が一杯になって
「ほんとうに どうもありがとう。」と
最敬礼のおじぎをしてしまいました。

わたしは、後ろの座席の足元に押さえつけられて
大声でゆさぶられている子どもを かかえて逃げたい思いだったのに、
子どもの愛のほうがはるかに はるかに大きかったのです。

子どもはずっと親の成長のプロセスを 
当事者として赦しています。

インナーチャイルドの癒しは、
みんな「自分」が選んだ者でも選ばれた者でもあることが自覚できたら
いらなくなるでしょう。

その意味でも、この映画は沢山の人に観ていただきたい映画ですね。

長文になってしまいました。ごめんなさい。



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