そらが
目で話しかけてくる
1才にならないうちに
こんな目で 見つめるのだもの
こどもは みんな
お見通しだ
息子が小さいときに
「どうして大人は
思ってることと 話すことがちがうの?
どうして 話すことと することがちがうの?
ボクは どれを信じたらいいの?」
と わたしに聞いてきた
思ってることと話すことが違うだなんて
どうしてこの子にわかるのだろう と
そのことにびっくりして 答えられなかった
息子がやはりこんな目で
ずっとわたしを見ていたに違いないのに
その時のわたしは 気づいていなかった
子どもたちの目に
この世界はどう映っているのだろう
そらの目に
わたしはどう映っているのだろう
わたしは そらに選ばれたばあばとして
そらが選んだこの星を
美しい星です!と 引き継ぐことができるだろうか
その責任を 果たしているだろうか
見つめられるたびに
自分に問いかける