これは そらの七五三の衣装を選びに
伊東へ行った帰りに寄った小室山公園で
みんなでドングリの実をひろっていた時のこと

夢中でさがしていたそらの足が 
ピタッと止まった

ゆっくり私を振り返って
くちびるに指を立てて 
しい~っと 目くばせ

「どうしたの?」
という私に 声をひそめて

「ねんねしてるから・・・」

と言いながら
大きな木の根元を指さした

見ると・・・

小さなほこらを 寝どこにして
どんぐりがひとつ お昼寝してた

そらは やさしいね

じゃましないように そおっと
足音をしのばせて 離れたんだよね

なんだか ばあばは
しあわせだった~



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男の子そらの次に生まれてくれた
女の子 ここ
1歳4か月になりました

生物学的に 育ち方はだいたい一緒だけれど
男の子と女の子は やっぱいり違うとこも いっぱい

笑い方も ポーズも
しぐさや 興味をもつものも

とはいえ
兄ちゃんが今は バリバリ ピーポピーポ
ガッチャンガッチャン音がするもので遊んでいるから

兄ちゃんがいるときには さわらせてもらえないけれど
いないときには うれしそうに ちょっとこっそり
兄ちゃんのおもちゃであそぶのです

ちゃんと見ていて知っていて
合体させたり 中からカードを出したり入れたり・・・
熱中しています

兄ちゃんは 小さい時
おままごとをよくしていたのに
この頃 戦隊ものが多くなったせいか
ここたんがままごとをしているのを
ばあばは見たことがありません

きょうも こんなかわいいうしろ姿で
前にまわってみると
「プシュ~!プシュプシュ!・・ガォ~!・・パ~ン」と
兄ちゃんとそっくりな遊び方です

わたしをピストルで撃ったり
カタナで切りつけたりもするのです

きょうは その兄ちゃんが帰ってきて
ここがすわっていたイスにすわったので
ここ姫、「ヤ~! キ~!」と
ひとしきり もみあうようす

そのイスは もともと 兄ちゃんのイスで
ここたんが歩けるようになってからは
ここにも貸してあげているので
よくこうしたこぜりあいがあって
さっきは 兄ちゃんの方が
ここたんの赤ちゃんイスにすわっていました

キ~!キ~!が急に静かになったので 
のぞいてみると
小さなイスに 兄ちゃんのわきにムリムリ侵入したここたんが
ひじかけから はみだしたかたちで 立ちずわり・・
そのまま なかよくテレビに見入ってました

いいな 

きょうだいって




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久しぶりにそらと 
歩いておつかいに行った帰り

これもずいぶん久しぶりに
近くの小さな神社に寄り道した

「いいよ~ 早く行こうよ~」と
いやがるかと思いきや
私を追い越して
さっさとお参りをはじめている

赤ちゃんのとき
神社に近づくと だっこひもから手をだして
小さな両手を合わせていたのを思い出して
なつかしいなぁと見ていたら

きょうは荷物があったので
「いつもありがとうございます」と
頭を下げただけの私のとなりで

神妙に 二礼をしたあと
ゆっくりと 二拍手
そのあと 目を閉じてなにやら祈り
また二礼をしてから
なにごともなかったように歩き出した

おそるべし 4歳児!・・・


そういえば 
まだ 「ん!(あっち!)」と指さすことしかできない頃
ある公共の建物の中で
抱っこひもの中から  
しきりに指さして 「ん!ん!(上に行け)」と言う

指さすほうに上がってみたら
二階の奥におみこしが飾られていた

「あら おみこしだねぇ」という私に
もっと近づけと指示してくる

おみこしの前まで近づいたら
そらが 抱っこひもから体をよじって両手を出して
その手を合わせて祈ったのを見て
私はびっくりしてしまった ( ゚Д゚)

赤ちゃんには
おみこしが神社の波動と同じだとわかる!

1階にいても 2階の波動がわかる!

そういえば
「般若心経」のCDを 正座して
何度でも聴きたがったっけ・・・

波動の世界に生きている赤ちゃんと
目で見える世界を信じて生きている私たち

おぼえている小さい人と
忘れてしまった大きい人との関係は

おぼえている小さい人にとっては
なんともせつないものではないか・・・


わかったふうな顔で命令する父親に
「パパはずるいよ!気が付いたら いつもパパはパパの役ばっかりやってる!
 ボクだってパパの役をやりたいのに~!」と にらみつけた私の長男も
やっぱり4歳くらいだったかもしれない

4歳ってすごい!
というよりも
それまでは もっとすごかったのかもしれないけれど
話せないのでわからなかっただけかも・・・

だとしたら・・・

さあて うかうかしてはいられません
知ったかぶりをしないで
謙虚に小さい人の言葉に耳をかたむけなければ

小さい人がおぼえているうちに
大きい人は 情報を更新してもらわないとね (*^^)v

小さい人は しあわせに生きる方法を
大きい人に伝えるために来ているのだと思えるのよね





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いもうとの ここが
おっぱいを飲み始めたら

4歳のそらが
「ばあば だっこして」
と言った

いいよ と
立ち上がって
横からあかちゃんだっこをした

両手の中におさまってたそらが
ひじを張らなければ
お尻を支えられなくなった
足はだらんと ぶらさがってる状態

大きくなったねぇ
でも だっこしてほしい時は
だっこして って言っていいよ

さびしいときは
さびしいって言っていいし
男の子でも お兄ちゃんでも
泣いていいんだよ

小さく揺らしながら
だっこしてたら
わたしの首にまわしたそらの腕が
ゆるんでくる

そらも ねむたいんだね
ねむっていいよ

でも ばあばは
そらがしっかりねむるまで
残念だけど このまま・・ 
だっこ・・できそうにない・・・

nnnn・・・

ごめん ( ;∀;)




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ここたん

どんなに残念だったことだろう

いまならわかるよ
ずうっと あなたが
じいっと見るだけで
ろくに笑わなかったわけ

みんな 自由に歩けて
みんな おもしろそうに話して
みんな おいしそうに食べて

どうしてアタチだけ
なんにも できないの?

理不尽なことだったよね~

ある日 ハイハイして
立ち上がって 歩いたときから
あなたの顔が パッと輝いて
びっくりするほどの 変身!

大きなお口で
兄たんより よく食べ
いつも 満面の笑顔!

歩きたかったんだね~
みんなと おんなじだよ

あ~たん に~たんと話し始めて
ここ もうじきだよ
いっしょにお話しできるの

これから ばあばにも
いっぱい いろんなこと
おしえてください


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