原画展が終わったので
久しぶりに 孫二人のお迎えを
2日連続させてもらった
妹の心(ここ・3歳)を先に迎えに行くと
学童に行っている青空(そら・6歳)が
妙に「お兄ちゃん」になって 甘えられないので
先にそらを迎えに行くことにした
16時過ぎに行くと
ちょうど外遊びの時間
小学校のグランドいっぱいに子どもが散らばっていて
サッカーやドッヂボールで遊んでいる
どこかなぁとキョロキョロしていると
全速力で走ってくる子どもがいる!そらだ・・
いつものしゃがんだ姿勢でこの突進を受けたら
ひっくりかえってしまいそうだから
立って両手を広げると ジャンプして飛びついてくる
この時の幸せは・・言葉にならない
何度も何度も手を握り返しながら
車までのおしゃべりも楽しいし
助手席のチャイルドシートをはずして
ちょっとの間 そこはそらの席にする
大切な 二人だけの時間
ここが乗ってくれば そこはここの席
「お兄ちゃん」は 後ろのシート
ここの保育園につくと
チャイルドシートをとりつけている私をおいて
そらがかけだして 「ここ~!」と叫びながら玄関に飛び込んでいく
きっと「きゃあ~!にいた~ん!」といって
再会のピョンピョンハグをしていることだろう
私が入っていく頃には
そらはすっかり「お兄ちゃん」の顔になっていて
あれ!さっきより鼻すじが通って 大人の顔になってるよ
二日目の昨日は
そらといっしょに 入っていってみた
部屋の格子につかまって
「ゆめばあば~!」と叫んでいる
ピョンピョンジャンプしながら
私の胸に飛び込んでくる
そらの顔から ちょっと笑顔がきえる
そのきもち わかるんだなぁ
17歳の時
3歳で別れた母と再会の場面
夢にまで見た 待ちに待った再会の日・・・
母のひざに 4歳位の男の子がいた
母が再婚して生まれた弟だった
その子が 数も数えられるし 字も少し読めると
持ってきた絵本を指さしながら
「ね?かしこいでしょう?!」と自慢していた
私はトイレに行って泣いたよ
なぜ きょうだけは「私のお母さん」でいてくれないのか・・って
それからも 母と暮らすことはなかったし
最期 お願いして看させてもらっている間も
見舞客にも妹弟にも 母の「姪」として演じた
だからねぇ ここを抱っこする時
つい そらの顔を見てしまう・・
帰りの車は ここのおしゃべり独壇場
そらは後ろで笑っている
家に近づくと こどもたちは
「ママが いるかな?」と気になり始める
家についたら 灯りがついていて
窓が少し開いていて ママの頭が見える
これだけでどれだけ こどものこころが
うれしくてたまらなくなるか
子どもたちの パッと輝いた顔を見ればわかる
玄関から「おかえり~♡」と ママの笑顔がのぞくと
子どもの一日のいろんな気持ちがゆるんで
安心にかわっていくのがわかる
ママに「ばあばは こことぜんぜん遊んでくれない」といったというここが
「ゆめばあば あちょぼ♪」と お人形さんをもってきた
「はだかんぼじゃあ寒いねぇ」といいながら私が洋服を着せていたら
はじめは「それは寝るときの服だからちがうよ」とか指摘があったけれど
そのうち じきにあきて「ケータイかちて」とママの携帯で遊び始めた
ママが「ここ ばあばと遊ばないと帰っちゃうよ」というと
わたしのそばにやってきて ケータイを見ている
意味違うんですけど・・と娘と笑いながら見ていたら
そらが「あ!タタカイの見てる!」という
ここが見ているのは 戦争ものの しかも英語のアニメ
言葉なんかわからなくても面白いらしい
「ここが タタカイを見てるよ!」と兄ちゃんが言えば
「ここ タタカイはやめて! ◯◯にしよう!」とママがいう
ママが近づく前に ここは無表情で壁を見ながら ピッ!
「あ ☓☓に登録した!」と兄ちゃん
「だめだめ あとでまた見ようとしてるでしょ」
ここは あいかわらずネコのような表情で
(なにか?)というトボケ作戦
おそるべし 3歳児
「宿題をやる前にタブレットはさわらない」というパパとの約束を
忠実にまじめに守るお兄ちゃん
おやつよりも好きなタブレットを
まだ宿題が途中だから がまんして
レゴで私と遊んでくれているお兄ちゃん
都合がわるいことは
聞こえないふりをする妹
結果 要領よく自分の思い通りにしてしまう二番目
典型的な 長男と二番目のサンプルです
しあわせな時間でした
ありがとうね
追伸
そらが ここくらいの時
いつも「バイバイ」といって手を握るのに
ある日「さようなら」といわれたとき
なにか とてもせつなかった
「バイバイ」はいいけど
「さようなら」はいやだなと思った
ここさん
「ゆめばあば」とよばれるのはうれしいの♪
でも 保育園の先生のマネをして
「おばあちゃん」とよぶのは
やめにしてくれませんかねぇ
おねがいします