年寄りの まぁ ばあちゃんの知恵袋
ガラクタの中から 
使えるものがあるかもしれないよ



「どうして パパは
 この子を ちゃんと可愛がってくれないんだろう」

って思ってるママさんは けっこういますよ
あなただけじゃ ない ない

その気持ち ようくわかるところをみると
わたしも たしか そう思ったことがあった・・
(過去生のようで 忘れてしまったけれど・・)

過ぎてしまえば
としをとってみれば
まぁね その頃のパパとママは
同じ土俵に上がってないのがよくわかる

なにしろ ママは
赤ちゃんが生まれる前から 
お腹に来てくれた時から
すでにママになってる

この子にいいものを食べよう
この子によくないから がまんしよう
産着は? 肌着は?
くつはペタンコにして あぶないとこにいかない
冷やさないように かぜひかないように
熱?クスリ・・ん やめとこう
すでに 子育てが始まってる

お腹が愛しくて 大事で
こんなに自分のからだに気づかったのは初めて・・
毎月の検診で 赤ちゃんの心音を聞く・・
そのうち 赤ちゃんがお腹の中で動いてくる
お腹をノックして「ここにいるよ」と伝えてくる・・
行住坐臥(歩くときも座っていても横になっても いつも)赤ちゃんと一緒で
話しかけて会話している・・

とつきとうかの間 お腹のふくらみとともに 
愛情ホルモンがあふれてくるママ・・

かたや

なんだかわからないけど
もうじき「親」になるようだと思っているパパ

生まれてくる子どものために
さらにがんばって働かなきゃ!
そのうち マイホームも・・と
パパは責任感がふくらむばかり

「ほら!また動いた!動いてるでしょ?」といわれても
なにか動いているのはわかっても
それが「自分の子ども」という実感がわかない

生まれてみれば
ひとりがんばったママは 
どうしてこんなにすぐに豹変できるかと思うほど
いきなり「オレの妻」から「母」の顔に変わっている

隣に寝ている ふにゃふにゃした生き物
どうやって扱ったらいいんだ?

こうか?こうじゃない?
じゃあ こうか? こうでもない?
あぶない?! こわい?
どこを どんなふうにさわったらいいの?
どうしたらいいんだよ 
わかんないよ!
泣くな~!!

だいいち 赤ん坊をとろけるような目で見ていて
オレのことは うわのそらだ
前みたいに オレのこと ちゃんと見ろよ!

できればもう一度 赤ちゃん返りをしたい気分!

おい!オレのことはどうなってる!
一日中子どもと遊んでて オレのためにメシも作ってないのか!
え~っ?!ワイシャツにアイロンかけてないじゃないか!

(これ 赤ちゃん返りですけど・・)

まぁ 無理もない
とつきとうか前から走り始めているランナーとは
離れすぎている

やがて また とつきとうかくらいたって
呼べばキャッキャッと笑いながらパパに手を伸ばし
つかまり立ちしてヨチヨチと パパの胸に飛び込んできて
高い高いに声をあげて喜び
パパとのお風呂も楽しそう

はじめて「ぱぱ」と呼ばれたあたりから
パパはようやく パパとして生まれて 目覚める
「オレは・・パパなのだ」
ようやく スタートラインに立った!

しっかし・・・

その時すでに ママは3周目に入ろうとしている
ママはママとして確立していて
ようやくパパになったパパは 
まだコツがのみこめていない ヨチヨチ歩きだ

手こずればママに 困ったらママに
ウンチの時はママに 寝るときも病気の時もママ ママ・・

さらに
パパがまた自信を失いかける赤ちゃんの男嫌いの時期があったりして
パパがパパになるのには なかなか困難な道なのかもですよ

ママは初めからママだけど
パパになるのには努力がいる
だいいち 血肉を分けているってだけでかなわない

出産といういのちがけの共同作業を成し遂げたママと赤ちゃんの絆・・
ママと同じようには 
たいていのパパにはできません

でも だから
パパも もう少し大きくなったら
パパにしかできないやりかたで
親子のきずなを太くしようとがんばるのです
 
キャッチボールしようか♪
サッカーやろうか!
クワガタつかまえてやる!

キャンプに行こうか! 
花火やろう!
遊園地行く?
さあ 肩車してやるぞ

パパもがんばってます

ここで ばあちゃんのガラクタ袋から
ないしょの知恵をさずけましょう

実は パパは 子どもの時から
パパのお母さんに褒められるのがうれしくて
ずっとがんばってきました

だから
女の人に褒められると うんとがんばれるのです!
異性にけなされたり叱られたりすると
パワーがなくなってしまうのです

パワーがなくなると
すねたり 怒ったり 正当化したり ひらきなおったりして
誰かからパワーを取ろうとします
取られた相手は 疲れて消耗します

ママは だから
パパに2周分のハンディをあげて

できない しないことに「ん もぉ!」と言わずに
できること してくれたことをほめてあげてください

「ありがとう~♪」  
「たすかる~♪」

え? 皿洗い もう1回やりなおししなきゃならないって?
はい 目をつむる~ 
はじめはみんな うまくできない~
自分の子どもと思えば(そうでないけども~)ほめられる~
なんでも だんだん うまくなる~

文句を言ったら
がぜん やる気をなくします 

うまくなるまで 
「ありがとう~♪」  
「たすかる~♪」で やってもらう~ 

ね?

もひとりデッカイ子どもを育てるみたいで めんど~!と言わずに

それが ママが楽になる近道です!
ママが消耗しないやりかたです

じょうずに らくに 子育てしましょ♪


・・・・・・・・・


ああ 書いてたら思い出しましたよ

三つ子が生まれてからの1年間
「1日1食 1時間睡眠」でがんばっていた頃
いつも夜中に帰ってくるパパが
自分の食事を作ろうとして
子どもたちにミルクをあげている私に
「おまえも食う?」と聞いてきた

そんなこと聞かないでよ
食べるに決まってるじゃない!って
胸がつまった記憶
(朝から・・何にも・・食べてないんだからぁ)・・(/_;)

パパにしてみたら
ご飯の支度が出来てなくても
怒らずに 自分で作るオレは
しかも ママの分まで作ってやるなんて
けっこう気がきくし がんばってる!
って 自画自賛してたでしょう

いや 実際よく自分をほめてた
なにしろ彼は 23歳で突然三つ子の父になったのだから
想定外の災難にあったような気持ちだったでしょうね

私もまた 当時24才の三つ子の母だったから
その時 とっさに「ありがとう」なんて言えなかった
もっと してほしいことがい~っぱいで

せめて今夜 1時間私を寝かせてほしい!
お願いだから その間 起きていてほしい! みたいな・・
せめて これくらいやってよ・・と心で責めてたかもしれない

おたがいに求めていたのは
がんばってる自分への理解と
「たいへんだね」「ありがとう」の言葉

私もパパに ハンディあげてなかったなぁ

知恵袋の中には
ばあばの反省も たくさん入っているみたい




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